4.3. ルーターネットワークに接続するクライアントの設定
ルーターネットワークと同じ OpenShift クラスター、別のクラスター、または OpenShift 外部で実行されているメッセージングクライアントを接続して、メッセージを交換できるようにすることが可能です。
前提条件
- クライアントが OpenShift Container Platform クラスター外にある場合は、接続ポートを公開する必要があります。詳細は、「OpenShift Container Platform 外のクライアントへのポートの公開」を参照してください。
手順
クライアントをルーターネットワークに接続するには、以下の接続 URL 形式を使用します。
<scheme>://[<username>@]<host>[:<port>]
- <scheme>
以下のいずれかを使用します。
-
amqp
: 同じ OpenShift クラスター内からの暗号化されていない TCP -
amqps
: SSL/TLS 認証を使用したセキュアな接続用 -
amqpws
: OpenShift クラスター外からの暗号化されていない接続用の AMQP over WebSockets
-
- <username>
- ユーザー名/パスワード認証でルーターメッシュをデプロイした場合は、クライアントのユーザー名を指定します。
- <host>
- クライアントがルーターネットワークと同じ OpenShift クラスター内にある場合、OpenShift Service ホスト名を使用します。そうでない場合は、ルートのホスト名を使用します。
- <port>
ルートに接続する場合は、ポートを指定する必要があります。セキュアでない接続に接続するには、ポート
80
を使用します。それ以外の場合は、セキュアな接続に接続するには、ポート443
を使用します。注記セキュアでない接続 (ポート
80
) に接続するには、クライアントは AMQP over WebSockets (amqpws
) を使用する必要があります。
以下の表は、接続 URL のサンプルを示しています。
URL | 説明 |
---|---|
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クライアントとルーターネットワークはいずれも同じ OpenShift クラスターにあるので、接続 URL にサービスホスト名が使用されます。この場合、ユーザー名/パスワード認証が実装され、ユーザー名 ( |
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クライアントは OpenShift 外にあるため、接続 URL に Route ホスト名が使用されます。この場合、 |
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クライアントは OpenShift 外にあるため、接続 URL に Route ホスト名が使用されます。この場合、認証は実装されないため、クライアントは |