6.2. ブローカーによるメッセージのルーティング


メッセージを保存および転送する必要がある場合は、メッセージブローカーのキューを介してそれらをルーティングすることができます。このシナリオでは、メッセージプロデューサーがメッセージをルーターに送信し、ルーターはメッセージをブローカーキューに送信します。コンシューマーがメッセージを受信するためにルーターに接続すると、ルーターはブローカーキューからメッセージを取得します。

ルーターネットワークと同じ OpenShift クラスターで実行されているブローカーにメッセージをルーティングすることも、クラスター外で実行されているブローカーにメッセージをルーティングすることもできます。

前提条件

  • メッセージブローカーにアクセスできる必要があります。

手順

  1. ルーターデプロイメントを記述する Interconnect カスタムリソース YAML ファイルの編集を開始します。

    $ oc edit -f router-mesh.yaml
  2. spec セクションに、ブローカーに接続するコネクター、ブローカーキューをポイントするウェイポイントアドレス、およびキューへのリンクを作成する自動リンクを追加します。

    router-mesh.yaml ファイルのサンプル

    apiVersion: interconnectedcloud.github.io/v1alpha1
    kind: Interconnect
    metadata:
      name: router-mesh
    spec:
      ...
      addresses:
      - prefix: my-queue  1
        waypoint: true
      autoLinks:  2
      - prefix: my-queue
        direction: in
        connection: my-broker
      - prefix: my-queue
        direction: out
        connection: my-broker
      connectors:  3
      - name: my-broker
        host: broker
        port: 5672
        routeContainer: true

    1
    メッセージをブローカーキューに保存するアドレス (またはアドレスセット)。
    2
    自動リンク設定。これは、送受信リンクおよびブローカーのメッセージを送受信するために使用される接続を定義します。
    3
    ルーターをメッセージブローカーに接続するために使用される接続

    Operator は変更をルーターネットワークに適用し、各 Pod を再起動します。

  3. ルーターがメッセージブローカーへの自動リンクを確立していることを確認します。

    $ oc exec router-mesh-6d6dccb57f-x5cqf -it -- qdstat --autolinks
    AutoLinks
      addr      dir  phs  extAddr  link  status  lastErr
      ====================================================
      my-queue  in   1             26    active
      my-queue  out  0             27    active
  4. ルーターネットワークのルーターを定義する追加のルーターデプロイメントのカスタムリソースがある場合、各 CR についてこの手順を繰り返します。

    ルーターネットワーク内の各ルーターは、同じアドレス設定を持つ必要があります。

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