第4章 クライアントのルーターネットワークへの接続
ルーターネットワークの作成後に、クライアント (メッセージングアプリケーション) を接続し、メッセージの送受信を開始できるようにします。
デフォルトでは、AMQ Interconnect Operator はルーターデプロイメントのサービスを作成し、クライアントアクセス用に以下のポートを設定します。
-
5672
: 認証を行わないプレーンの AMQP トラフィック用 -
5671
: TLS 認証でセキュリティーが確保される AMQP トラフィック用
クライアントをルーターネットワークに接続するには、以下を実行できます。
- すべてのクライアントが OpenShift クラスター外にある場合は、ポートを公開し、ルーターネットワークに接続できるようにします。
- ルーターネットワークに接続するようにクライアントを設定します。
4.1. OpenShift Container Platform 外のクライアントへのポートの公開
ポートを公開し、OpenShift Container Platform クラスター外のクライアントがルーターネットワークに接続できるようにします。
手順
ポートを公開するルーターデプロイメントを記述する
Interconnect
カスタムリソース YAML ファイルの編集を開始します。$ oc edit -f router-mesh.yaml
spec.listeners
セクションで、クラスター外のクライアントがアクセスできるようにする各ポートを公開します。この例では、ポート
5671
が公開されます。これにより、クラスター外のクライアントが、ルーターネットワークとの間で認証され、接続できるようになります。router-mesh.yaml
ファイルのサンプルapiVersion: interconnectedcloud.github.io/v1alpha1 kind: Interconnect metadata: name: router-mesh spec: ... listeners: - port: 5672 - authenticatePeer: true expose: true http: true port: 8080 - port: 5671 sslProfile: default expose: true ...
AMQ Interconnect Operator は、クラスター外からのクライアントがルーターネットワークに接続するために使用できるルートを作成します。