第8章 リバースプロキシーの設定
リバースプロキシー、API ゲートウェイ、またはロードバランサーを使用して Red Hat build of Keycloak を設定します。
分散環境では、頻繁にリバースプロキシーの使用が必要になります。Red Hat build of Keycloak は、このような環境とのセキュアな統合を実現するためのオプションをいくつか備えています。
8.1. プロキシーするポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat build of Keycloak はデフォルトで次のポートで実行されます。
-
8443
(--http-enabled=true
で明示的に HTTP を有効にした場合は8080
) -
9000
ポート 8443
(HTTP が有効な場合は 8080
) は、ホスト名の設定 (v2) の章で説明されているように、管理 UI、アカウントコンソール、SAML および OIDC エンドポイント、および管理 REST API に使用されます。
ポート 9000
は管理に使用され、管理インターフェイスの設定 の章で説明されているように、ヘルスチェックとメトリクスのエンドポイントが含まれます。
実稼働環境用の Red Hat build of Keycloak の設定 で説明されているように、フロントエンド/バックエンドと管理に異なるホスト名を使用する場合でも、ポート 8443
(または 8080
) のみをプロキシーする必要があります。ヘルスチェックとメトリクスはポート 9000 を直接使用するため、ポート 9000
をプロキシーしないでください。また、この情報を外部の呼び出し元に公開しないでください。