2.4. Red Hat Enterprise Linux (RHEL) for Edge イメージの作成


ISO を作成するには、以下の手順を使用します。RHEL for Edge Installer イメージは、実行中のコンテナーからコミットをプルし、組み込みの OSTree コミットを使用するように設定されたキックスタートファイルを持つ、インストール可能なブート ISO を作成します。

前提条件

  • ビルドホストが Image Builder のシステム要件を満たしている。
  • Image Builder と composer-cli ツールをインストールしてセットアップしている。
  • ビルドホストへの root ユーザーアクセス権がある。
  • podman ツールがある。

手順

  1. 以下のコマンドを実行して ostree コンテナーイメージビルドを開始します。

    $ BUILDID=$(sudo composer-cli compose start-ostree --ref "rhel/9/$(uname -m)/edge" minimal-microshift edge-container | awk '{print $2}')

    このコマンドは、監視対象のビルドの ID (ID) も返します。

  2. 次のコマンドを実行して、ビルドのステータスを定期的に確認できます。

    $ sudo composer-cli compose status

    実行中のビルドの出力例

    ID                                     Status     Time                      Blueprint            Version   Type               Size
    cc3377ec-4643-4483-b0e7-6b0ad0ae6332   RUNNING    Wed Jun 7 12:26:23 2023   minimal-microshift   0.0.1     edge-container

    完了したビルドの出力例

    ID                                     Status     Time                      Blueprint            Version   Type               Size
    cc3377ec-4643-4483-b0e7-6b0ad0ae6332   FINISHED   Wed Jun 7 12:32:37 2023   minimal-microshift   0.0.1     edge-container

    注記

    起動および停止方法を理解している場合は、watch コマンドを使用してビルドを監視できます。

  3. ID を使用してコンテナーイメージをダウンロードし、次のコマンドを実行して、使用可能なイメージを取得します。

    $ sudo composer-cli compose image ${BUILDID}
  4. 次のコマンドを実行して、ダウンロードしたコンテナーイメージの所有権を現在のユーザーに変更します。

    $ sudo chown $(whoami). ${BUILDID}-container.tar
  5. 次のコマンドを実行して、現在のユーザーの読み取り権限をイメージに追加します。

    $ sudo chmod a+r ${BUILDID}-container.tar
  6. 以下の手順を実行して、ostree コンテナーイメージが ISO ビルドで使用されるようにポート 8085 でサーバーをブートストラップします。

    1. 次のコマンドを実行して、IMAGEID 変数の結果を取得します。

      $ IMAGEID=$(cat < "./${BUILDID}-container.tar" | sudo podman load | grep -o -P '(?<=sha256[@:])[a-z0-9]*')
    2. IMAGEID 変数の結果をもとに、以下のコマンドを実行して podman コマンドを実行します。

      $ sudo podman run -d --name=minimal-microshift-server -p 8085:8080 ${IMAGEID}

      このコマンドは、監視用に IMAGEID 変数に保存されているコンテナーの ID も返します。

  7. 次のコマンドを実行して、インストーラーブループリントファイルを生成します。

    $ cat > microshift-installer.toml <<EOF
    name = "microshift-installer"
    
    description = ""
    version = "0.0.0"
    modules = []
    groups = []
    packages = []
    EOF
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.