5.2. リバランスの停止および開始
OSD の失敗や停止時に、CRUSH アルゴリズムはリバランスプロセスを自動的に開始し、残りの OSD 間でデータを再分配します。
リバランスには時間とリソースを取るため、トラブルシューティング中または OSD のメンテナンス時のリバランスについて検討してください。これを行うには、OSD を停止する前に noout
フラグを設定します。
# ceph osd set noout
トラブルシューティングまたはメンテナンスが完了したら、noout
フラグの設定を解除して、リバランスを開始します。
# ceph osd unset noout
注記
トラブルシューティングおよびメンテナンス時に、停止された OSD 内の配置グループは degraded
します。
関連項目
- Red Hat Ceph Storage 3 の『アーキテクチャーガイド』の「リバランス およびリカバリー 」セクション