12.3. サービス仕様を使用した iSCSI ゲートウェイのデプロイ


Ceph Orchestrator を使用すると、サービス仕様を使用して iSCSI ゲートウェイをデプロイできます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • ホストがクラスターに追加されている。
  • すべてのマネージャー、モニター、および OSD デーモンがデプロイされている。

手順

  1. iscsi.yml ファイルを作成します。

    [root@host01 ~]# touch iscsi.yml

  2. iscsi.yml ファイルを編集して、以下の詳細を含めます。

    構文

    service_type: iscsi
    service_id: iscsi
    placement:
      hosts:
        - HOST_NAME_1
        - HOST_NAME_2
    spec:
      pool: POOL_NAME  # RADOS pool where ceph-iscsi config data is stored.
      trusted_ip_list: "IP_ADDRESS_1,IP_ADDRESS_2" # optional
      api_port: ... # optional
      api_user: API_USERNAME # optional
      api_password: API_PASSWORD # optional
      api_secure: true/false # optional
      ssl_cert: | # optional
      ...
      ssl_key: | # optional
      ...

    service_type: iscsi
    service_id: iscsi
    placement:
      hosts:
        - host01
    spec:
      pool: mypool

  3. YAML ファイルをコンテナー内のディレクトリーにマウントします。

    [root@host01 ~]# cephadm shell --mount iscsi.yaml:/var/lib/ceph/iscsi.yaml

  4. 以下のディレクトリーに移動します。

    構文

    cd /var/lib/ceph/DAEMON_PATH/

    [ceph: root@host01 /]# cd /var/lib/ceph/

  5. サービス仕様を使用して iSCSI ゲートウェイをデプロイします。

    構文

    ceph orch apply -i FILE_NAME.yml

    [ceph: root@host01 iscsi]# ceph orch apply -i iscsi.yml

検証

  • サービスをリスト表示します。

    [ceph: root@host01 /]# ceph orch ls

  • ホスト、デーモン、およびプロセスをリスト表示します。

    構文

    ceph orch ps --daemon_type=DAEMON_NAME

    [ceph: root@host01 /]# ceph orch ps --daemon_type=iscsi

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