第6章 Ceph Orchestrator を使用した OSD の管理
ストレージ管理者は、Ceph Orchestrators を使用して Red Hat Ceph Storage クラスターの OSD を管理できます。
6.1. Ceph OSD
Red Hat Ceph Storage クラスターが稼働している場合は、ランタイム時に OSD をストレージクラスターに追加できます。
Ceph OSD は、通常 1 つのストレージドライブおよびノード内の関連付けられたジャーナル用に 1 つの ceph-osd
デーモンで設定されます。ノードに複数のストレージドライブがある場合は、ドライブごとに 1 つの ceph-osd
デーモンをマッピングします。
Red Hat は、クラスターの容量を定期的に確認して、ストレージ容量の最後に到達するかどうかを確認することを推奨します。ストレージクラスターが ほぼ完全
の比率に達すると、1 つ以上の OSD を追加してストレージクラスターの容量を拡張します。
Red Hat Ceph Storage クラスターのサイズを縮小したり、ハードウェアを置き換える場合は、ランタイム時に OSD を削除することも可能です。ノードに複数のストレージドライブがある場合には、そのドライブ用に ceph-osd
デーモンのいずれかを削除する必要もあります。通常、ストレージクラスターの容量を確認して、容量の上限に達したかどうかを確認することが推奨されます。ストレージクラスターが ほぼ完全
の比率ではないことを OSD を削除する場合。
OSD を追加する前に、ストレージクラスターが 完全な
比率を超えないようにします。ストレージクラスターが ほぼ完全な
比率に達した後に OSD の障害が発生すると、ストレージクラスターが 完全な
比率を超過する可能性があります。Ceph は、ストレージ容量の問題を解決するまでデータを保護するための書き込みアクセスをブロックします。完全な
比率の影響を考慮せずに OSD を削除しないでください。