3.3. Ceph ファイルシステム
クライアントの読み込みを増やすために cephfs-top の上限を引き上げました。
以前のリリースでは、cephfs-top
ユーティリティーの制限により、一度にロードできるクライアントの数は 100 未満のみで、それ以上のクライアントがロードされるとスクロールできず、ハングすることもありました。
今回のリリースでは、cephfs-top
ユーザーは垂直および水平方向にスクロールできるようになりました。これにより、cephfs-top
は約 10,000 のクライアントを読み込むことができます。ユーザーはロードされたクライアントをスクロールして、画面上に表示できます。
cephfs-top
で選択したフィールドに基づいてクライアントを並べ替えることができるようになりました。
今回のリリースでは、cephfs-top
で選択したフィールドに基づいてクライアントをソートするオプションが追加され、表示するクライアントの数を制限できるようになりました。これにより、ユーザーは要件に応じてフィールドの順序をもとにメトリックを分析できるようになります。
ヘッド以外の omap
エントリーが omap
エントリーに含まれるようになりました。
以前のリリースは、フラグメントのマージまたは分割を決定するときにヘッドスナップショット以外のエントリーが考慮されなかった場合に、ディレクトリーフラグメントは分割されませんでした。このため、ディレクトリーオブジェクト内の omap
エントリーの数が特定の制限を超え、クラスター警告が発生します。
今回のリリースでは、制限を超えないようにディレクトリーフラグメントのマージまたは分割を決定する時に、ヘッド以外の omap
エントリーが omap
エントリーの数に含まれるようになりました。