2.2. 実行時のロギング設定


システムの実行時に Ceph サブシステムのログを設定して、発生する可能性のある問題のトラブルシューティングに役立てることができます。

前提条件

  • 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
  • Ceph デバッガーへのアクセス。

手順

  1. ランタイム時に Ceph デバッグ出力である dout() をアクティベートするには、以下を実行します。

    ceph tell TYPE.ID injectargs --debug-SUBSYSTEM VALUE [--NAME VALUE]
  2. 以下を置き換えます。

    • TYPE を、Ceph デーモンのタイプ (osdmon、または mds) に置き換えます。
    • ID を、Ceph デーモンの特定の ID に。特定タイプのすべてのデーモンにランタイム設定を適用するには、* を使用します。
    • SUBSYSTEM を、特定のサブシステムに。
    • VALUE を、1 から 20 までの数字。1 は簡潔で、20 は詳細です。

      たとえば、osd.0 という名前の OSD サブシステムのログレベルを 0 に設定し、メモリーレベルを 5 に設定するには、以下を実行します。

      # ceph tell osd.0 injectargs --debug-osd 0/5

実行時に設定を表示するには、以下を実行します。

  1. 実行中の Ceph デーモン (例: ceph-osd または ceph-mon) でホストにログインします。
  2. 設定を表示します。

    構文

    ceph daemon NAME config show | less

    [ceph: root@host01 /]# ceph daemon osd.0 config show | less

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