2.7. ストレージのサイズ設定の検討
クラスター設計における最も重要な要因の 1 つは、ストレージ要件 (サイズ調整) を決定することです。Ceph Storage は、ペタバイト以上に拡張できるように設計されています。Ceph Storage クラスターの一般的なサイズの例を以下に示します。
- 小規模: 250 テラバイト
- 中規模: 1 ペタバイト
- 大規模: 2 ペタバイト以上
サイジングには、現在のニーズと近い将来のニーズが含まれます。ゲートウェイクライアントがクラスターに新しいデータを追加する速度を考慮してください。これは、ユースケースごとに異なる可能性があります。たとえば、4K ビデオの録画や医療画像の保存では、金融市場データのようなストレージ負荷の少ない情報に比べて、短時間で大量のデータが追加される可能性があります。さらに、レプリケーションやイレイジャーコーディングなどのデータ永続性の方法が、必要なストレージメディアに大きく影響することに注意してください。
サイズ設定の詳細は、Red Hat Ceph Storage ハードウェアガイド および OSD ハードウェアの選択に関する関連リンクを参照してください。