5.8. 宛先パラメーターの使用
宛先パラメーターには 3 つの種類があります。
- Storage class
- Destination owner translation
- User mode
宛先所有者を設定して、オブジェクトに特定の宛先所有者を強制的に指定できます。宛先ストレージクラスを設定できます。ユーザーモードを選択した場合は、宛先バケットの所有者のみ設定できます。同期操作で権限を検証するために、ユーザーモードのユーザー ID を設定できます。
5.8.1. 宛先パラメーター: Storage Class リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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宛先オブジェクトのストレージクラスの設定:
例
5.8.2. 宛先パラメーター: Destination Owner Translation リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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宛先オブジェクトの所有者を宛先バケットの所有者として設定します。これには、宛先バケットの uid を指定する必要があります。
例
5.8.3. 宛先パラメーター: User Mode リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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ユーザーモードでは、ユーザーがオブジェクトの読み取り権限と宛先バケットへの書き込み権限の両方を持っていることを確認します。これには、ユーザーの uid (そのコンテキストで操作が実行される) を指定する必要があります。
例
[ceph: root@host01 /]# radosgw-admin sync group pipe modify --bucket=buck11 \ --group-id=buck11-default --pipe-id=pipe-dest-owner \ --mode=user --uid=jenny
[ceph: root@host01 /]# radosgw-admin sync group pipe modify --bucket=buck11 \
--group-id=buck11-default --pipe-id=pipe-dest-owner \
--mode=user --uid=jenny