3.2.4.2.18. 環境変数
Red Hat CodeReady Workspaces では、コンポーネントの設定で利用可能な環境変数を変更して、Docker コンテナーを設定できます。環境変数は、コンポーネントタイプdockerimage
、chePlugin
、cheEditor
、kubernetes
、openshift
でサポートされます。コンポーネントに複数のコンテナーがある場合、環境変数は各コンテナーにプロビジョニングされます。
- 変数の拡張は環境変数間で機能し、この場合、変数の参照に Kubernetes の命名規則が使用されます。
- 事前定義された変数は、カスタム定義で使用できます。
以下の環境変数は、CodeReady Workspaces サーバーで事前に設定されます。
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CHE_PROJECTS_ROOT
: プロジェクトディレクトリーの場所 (コンポーネントがソースをマウントしないと、プロジェクトにアクセスできない点に注意してください)。 -
CHE_WORKSPACE_LOGS_ROOT__DIR
: すべてのコンポーネントに共通するログの場所。コンポーネントでこのディレクトリーにログを配置する選択をする場合、ログファイルは他のすべてのコンポーネントからアクセスできます。 -
CHE_API_INTERNAL
: CodeReady Workspaces サーバーとの通信に使用される CodeReady Workspaces サーバー API エンドポイントへの URL。 -
CHE_WORKSPACE_ID
: 現行ワークスペースの ID。 -
CHE_WORKSPACE_NAME
: 現行ワークスペースの名前。 -
CHE_WORKSPACE_NAMESPACE
: 現行ワークスペースの CodeReady Workspaces プロジェクト。この環境変数は、ワークスペースが属するユーザーまたは組織の名前です。これは、ワークスペースがデプロイされる OpenShift プロジェクトとは異なることに注意してください。 -
CHE_MACHINE_TOKEN
: CodeReady Workspaces サーバーに対する要求の認証に使用されるトークン。
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CHE_MACHINE_AUTH_SIGNATURE__PUBLIC__KEY
: CodeReady Workspaces サーバーとの通信のセキュリティーを保護するために使用するパブリックキー。 -
CHE_MACHINE_AUTH_SIGNATURE__ALGORITHM
: CodeReady Workspaces サーバーとのセキュリティーが保護された通信で使用される暗号化アルゴリズム。
devfile は、コンポーネントのコンテナーでクローン作成されたプロジェクトを見つけるために CHE_PROJECTS_ROOT
環境変数のみが必要になる場合があります。さらに高度な devfile は、CHE_WORKSPACE_LOGS_ROOT__DIR
環境変数を使用してログを読み取る場合があります (例: devfile コマンドの一部として実行します)。CodeReady Workspaces サーバーに安全にアクセスするために使用される環境変数は、ほとんどの場合は devfile の範囲外であり、通常 CodeReady Workspaces プラグインによって処理される高度なユースケースのみを対象としています。