2.6. 非同期バックアップの Tombstone のクリーニング
非同期バックアップ戦略では、Data Grid は、キーを削除するときに、廃棄 (Tombstone) と呼ばれるメタデータを格納します。Data Grid は定期的にタスクを実行して、これらの Tombstone を削除し、バックアップの場所でメタデータが不要になったときに過剰なメモリー使用量を減らします。Tombstone マップのターゲットサイズとタスク実行間の最大遅延を定義することで、このタスクの頻度を設定できます。
手順
- Data Grid 設定を開いて編集します。
tombstone-map-size
属性で保存する Tombstone の数を指定します。Tombstone の数がこの数を超えて増加すると、Data Grid はより頻繁にクリーンアップタスクを実行します。同様に、Tombstone の数がこの数よりも少ない場合、Data Grid はクリーンアップタスクをそれほど頻繁に実行しません。
-
max-cleanup-delay
属性を追加し、Tombstone クリーンアップタスク間の最大遅延をミリ秒単位で指定します。 - 変更を設定に保存します。
Tombstone のクリーンアップタスクの設定
XML
<distributed-cache> <backups tombstone-map-size="512000" max-cleanup-delay="30000"> <backup site="LON" strategy="ASYNC"/> </backups> </distributed-cache>
JSON
{ "distributed-cache": { "backups": { "tombstone-map-size": 512000, "max-cleanup-delay": 30000, "LON": { "backup": { "strategy": "ASYNC" } } } } }
YAML
distributedCache: backups: tombstoneMapSize: 512000 maxCleanupDelay: 30000 LON: backup: strategy: "ASYNC"
関連情報