第1章 クロスサイトレプリケーション
このセクションでは、Data Grid のクロスサイトレプリケーション機能について説明します。これには、リレーノード、状態遷移、およびリモートキャッシュのクライアント接続に関する詳細が含まれます。
1.1. クロスサイトレプリケーション
Data Grid は、地理的に分散したデータセンターで実行されているクラスター間および異なるクラウドプロバイダー間でデータをバックアップできます。クロスサイトレプリケーションは、Data Grid にグローバルクラスタービューを提供し、以下を提供します。
- 停電や災害時のサービス継続を保証します。
- グローバルに分散されたキャッシュ内のデータへの単一アクセスポイントをクライアントアプリケーションに提供します。
図1.1 クロスサイトレプリケーション
![Data Grid デプロイメントによるクロスサイトレプリケーション。](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Data_Grid-8.4-Data_Grid_Cross-Site_Replication-ja-JP/images/e8a910b8701b5e44a111bf0e675158da/cross-site-replication.png)