第5章 Data Grid クラスターの設定
Data Grid Operator が管理するクラスターにカスタム Data Grid 設定を適用します。
5.1. Data Grid クラスターへのカスタム設定の適用
Data Grid の設定を ConfigMap
に追加して、Data Grid Operator で利用できるようにします。これにより、Data Grid Operator は、カスタム設定を Data Grid クラスターに適用できます。
Data Grid Operator は、カスタム設定に加えて、デフォルト設定を適用し、Data Grid クラスターの管理を継続できるようにします。
cache-container
要素またはフィールド外でカスタム設定を適用する場合は注意してください。カスタム設定は、エンドポイント、セキュリティーレルム、クラスタートランスポートなどの基礎となる Data Grid Server メカニズムに適用できます。この設定を変更すると、エラーが発生して Data Grid のデプロイメントでダウンタイムが生じる場合があります。
Data Grid Helm チャートを使用して、OpenShift に完全に設定可能な Data Grid Server インスタンスのクラスターをデプロイします。
前提条件
- XML、YAML、または JSON 形式の有効な Data Grid 設定がある。
手順
ConfigMap
のdata
フィールドのinfinispan-config.[xml|yaml|json]
キーに Data Grid 設定を追加します。XML
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: cluster-config namespace: rhdg-namespace data: infinispan-config.xml: > <infinispan> <!-- Custom configuration goes here. --> </infinispan>
YAML
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: cluster-config namespace: rhdg-namespace data: infinispan-config.yaml: > infinispan: # Custom configuration goes here.
JSON
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: cluster-config namespace: rhdg-namespace data: infinispan-config.json: > { "infinispan": { } }
YAML ファイルから
ConfigMap
を作成します。oc apply -f cluster-config.yaml
Infinispan
CR のspec.configMapName
フィールドでConfigMap
の名前を指定し、変更を適用します。spec: configMapName: "cluster-config"
次のステップ
クラスターがすでに Data Grid Operator を実行している場合は、これを再起動して設定を適用します。ConfigMap
で Data Grid 設定を変更するたびに、Data Grid Operator は更新を検出し、クラスターを再起動して変更を適用します。
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