第18章 バッチ操作の実行
Data Grid Operator は、Data Grid リソースを一括で作成できる Batch
CR を提供します。Batch
CR は、Data Grid コマンドラインインターフェイス (CLI) をバッチモードで使用して、操作のシーケンスを実行します。
Batch
CR インスタンスを変更しても効果はありません。バッチ操作は、Data Grid リソースを変更する "one-time" イベントです。CR の .spec
フィールドを更新するには、またはバッチ操作が失敗した場合には、Batch
CR の新規インスタンスを作成する必要があります。
18.1. インラインバッチ操作の実行
別の設定アーティファクトを必要としない場合は、バッチ操作を Batch
CR に直接追加します。
手順
Batch
CR を作成します。-
バッチ操作を
spec.cluster
フィールドの値として実行する Data Grid クラスターの名前を指定します。 各 CLI コマンドを追加して、
spec.config
フィールドの行で実行します。apiVersion: infinispan.org/v2alpha1 kind: Batch metadata: name: mybatch spec: cluster: infinispan config: | create cache --template=org.infinispan.DIST_SYNC mycache put --cache=mycache hello world put --cache=mycache hola mundo
-
バッチ操作を
Batch
CR を適用します。oc apply -f mybatch.yaml
Batch
CR が成功するまで待ちます。oc wait --for=jsonpath='{.status.phase}'=Succeeded Batch/mybatch