第20章 リモートクライアント接続の確立
Data Grid Console、コマンドラインインターフェイス (CLI)、およびリモートクライアントから Data Grid クラスターに接続します。
20.1. クライアント接続の詳細
Data Grid へのクライアント接続には、次の情報が必要です。
- ホスト名
- ポート
- 認証用の認証情報 (必要な場合)
- 暗号化を使用する場合の TLS 証明書
ホスト名
使用するホスト名は、クライアントが Data Grid と同じ OpenShift クラスターで実行されているかどうかによって異なります。
同じ OpenShift クラスターで実行されているクライアントアプリケーションは、Data Grid クラスターの内部サービス名を使用します。
metadata: name: infinispan
別の OpenShift または OpenShift の外部で実行されているクライアントアプリケーションは、Data Grid がネットワーク上でどのように公開されているかに依存するホスト名を使用します。
LoadBalancer
サービスは、ロードバランサーの URL を使用します。NodePort
サービスは、ノードのホスト名を使用します。Red Hat OpenShift Route
は、定義したカスタムホスト名またはシステムが生成したホスト名のいずれかを使用します。
ポート
OpenShift および LoadBalancer
サービス経由のクライアント接続はポート 11222
を使用します。
NodePort
サービスは、30000
から 60000
の範囲のポートを使用します。ルートは、ポート 80
(暗号化なし) または 443
(暗号化あり) を使用します。