検索

第13章 クロスサイトレプリケーションの設定

download PDF

地理的に分散したクラスターを統合サービスとして設定し、Data Grid Operator で可用性を確保します。

以下を使用して、クラスターがクロスサイトレプリケーションを実行するように設定できます。

  • Data Grid Operator が管理する接続。
  • 設定および管理する接続。
注記

同じ Infinispan CR で、Data Grid クラスターの管理接続と手動接続の両方を使用できます。Data Grid クラスターが各サイトで同じ方法を使用して接続を確立できるようにする必要があります。

13.1. クロスサイトレプリケーションの公開タイプ

NodePort サービス、LoadBalancer サービス、または OpenShift Route を使用して、Data Grid クラスター間のバックアップ操作のネットワークトラフィックを処理できます。クロスサイトレプリケーションの設定を開始する前に、Red Hat OpenShift クラスターで利用可能な公開タイプを判断する必要があります。場合によっては、公開タイプを設定する前に管理者がサービスをプロビジョニングしなければならない場合があります。

NodePort

NodePort は、OpenShift クラスター外で利用可能な IP アドレスの 30000 から 32767 の範囲の静的ポートでネットワークトラフィックを受け入れるサービスです。

NodePort をクロスサイトレプリケーションの公開タイプとして使用するには、管理者は各 OpenShift ノードの外部 IP アドレスをプロビジョニングする必要があります。ほとんどの場合、管理者は OpenShift ノードの外部 IP アドレスの DNS ルーティングを設定する必要もあります。

LoadBalancer

LoadBalancer は、ネットワークトラフィックを OpenShift クラスターの正しいノードに転送するサービスです。

LoadBalancer をクロスサイトレプリケーションの公開タイプとして使用できるかどうかは、ホストプラットフォームによって異なります。AWS はネットワークロードバランサー (NLB) をサポートしますが、他のクラウドプラットフォームには対応しません。LoadBalancer サービスを使用するには、管理者はまず NLB がサポートする Ingress コントローラーを作成する必要があります。

Route

OpenShift Route を使用すると、Data Grid クラスターはパブリックセキュア URL を介して相互に接続できます。

Data Grid は、TLS と SNI ヘッダーを使用して、OpenShift Route を介してクラスター間でバックアップリクエストを送信します。これを行うには、Data Grid がクロスサイトレプリケーションのためにネットワークトラフィックを暗号化できるように、TLS 証明書を使用してキーストアを追加する必要があります。

クロスサイトレプリケーションの公開タイプとして Route を指定すると、Data Grid Operator は、管理する Data Grid クラスターごとに TLS パススルー暗号化を使用してルートを作成します。Route のホスト名を指定することはできますが、作成済みの Route を指定することはできません。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.