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第4章 non-root ユーザーとして新しいインスタンスを設定

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root 権限がない場合は、Directory Server のインストールをユーザーとして実行できます。この方法を使用して、Directory Server をテストし、LDAP アプリケーションを開発します。ただし、non-root ユーザーが実行するインスタンスには、次のような制限があることに注意してください。

  • Simple Network Management Protocol (SNMP) はサポートしていません。
  • 1024 以上のポートのみを使用できます。

4.1. ユーザーとして Directory Server をインストールするための環境の準備

root 権限がない場合、Directory Server インスタンスを作成および管理する前に、dscreate ds-root コマンドを使用して適切な環境を準備する必要があります。

前提条件

  • root ユーザーとして Directory Server パッケージをインストールしている。

手順

  1. PATH 変数に $HOME/bin があることを確認します。そうでない場合は、以下を行います。

    1. ~/.bash_profile ファイルに以下を追加します。

      PATH="$HOME/bin:$PATH"
    2. ~/bash_profile ファイルを再読み込みします。

      $ source ~/.bash_profile
  2. カスタムの場所を使用するようにインスタンス作成環境を設定します。

    $ dscreate ds-root $HOME/dsroot $HOME/bin

    このコマンドは、標準のインストールパスを $HOME/dsroot/ に置き換え、標準の Directory Server 管理ユーティリティーのコピーを $HOME/bin/ ディレクトリーに作成します。

  3. シェルが新しいパスを使用するようにするには、以下を行います。

    1. キャッシュをクリアします。

      $ hash -r dscreate
    2. シェルがコマンドへの正しいパスを使用していることを確認します。

      $ which dscreate
      ~/bin/dscreate

dscreate コマンドで、シェルが /usr/bin/dscreate の代わりに $HOME/bin/dscreate を使用するようになりました。

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