第6章 Ansible Playbook を使用した IdM サーバーのバックアップおよび復元


Ansible を使用して IdM サーバーのバックアップと復元を自動化することで、障害復旧を簡素化し、環境全体の一貫性を確保できます。

6.1. Ansible を使用した IdM サーバーのバックアップの作成

Ansible Playbook の ipabackup ロールを使用して、IdM サーバーのバックアップを作成し、それを IdM サーバーに保存できます。

前提条件

  • 次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定している。

    • Ansible バージョン 2.15 以降を使用している。
    • ansible-freeipa パッケージがインストールされている。
    • ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル が作成されている (この例の場合)。
    • secret.yml Ansible vault に ipaadmin_password が保存されており、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納しているファイルにアクセスできる (この例の場合)。
  • ターゲットノード (freeipa.ansible_freeipa モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。

手順

  1. ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。

    $ cd ~/MyPlaybooks/
  2. /usr/share/ansible/collections/ansible_collections/freeipa/ansible_freeipa/playbooks ディレクトリーにある backup-server.yml ファイルのコピーを作成します。

    $ cp /usr/share/ansible/collections/ansible_collections/freeipa/ansible_freeipa/playbooks/backup-server.yml backup-my-server.yml
  3. Ansible Playbook ファイル backup-my-server.yml を開いて編集します。
  4. hosts 変数をインベントリーファイルのホストグループに設定して、ファイルを調整します。この例では、ipaserver ホストグループに設定します。

    ---
    - name: Playbook to backup IPA server
      hosts: ipaserver
      become: true
    
      roles:
      - role: freeipa.ansible_freeipa.ipabackup
        state: present
  5. ファイルを保存します。

    FreeIPA Ansible コレクション内の変数とサンプル Playbook の詳細は、コントロールノードの /usr/share/ansible/collections/ansible_collections/freeipa/ansible_freeipa/README.md ファイルと /usr/share/ansible/collections/ansible_collections/freeipa/ansible_freeipa/playbooks/ ディレクトリーを参照してください。

  6. Playbook ファイルとインベントリーファイルを指定して Ansible Playbook を実行します。

    $ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i ~/MyPlaybooks/inventory backup-my-server.yml

検証

  1. バックアップした IdM サーバーにログインします。
  2. バックアップが /var/lib/ipa/backup ディレクトリーにあることを確認します。

    [root@server ~]# ls /var/lib/ipa/backup/
    ipa-full-2021-04-30-13-12-00
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

Red Hat ドキュメントについて

Legal Notice

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る