14.6. Ansible を使用して IdM RBAC 特権が存在しない状態にする


Identity Management (IdM) のシステム管理者は、IdM のロールベースアクセス制御をカスタマイズできます。次の手順では、Ansible Playbook を使用して RBAC 特権が存在しない状態にする方法を説明します。この例では、CA administrator 特権が存在しない状態にする方法を説明します。この手順が終わると、IdM で認証局を管理できるユーザーは admin だけになります。

前提条件

  • コントロールノード:

    • Ansible バージョン 2.15 以降を使用している。
    • freeipa.ansible_freeipa コレクションがインストールされている。
    • ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル が作成されている (この例の場合)。
    • secret.yml Ansible vault に ipaadmin_password が保存されており、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納しているファイルにアクセスできる (この例の場合)。
  • ターゲットノード (freeipa.ansible_freeipa モジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。

手順

  1. ~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに移動します。

    $ cd ~/MyPlaybooks/
  2. /usr/share/ansible/collections/ansible_collections/freeipa/ansible_freeipa/playbooks/privilege/ ディレクトリーにある privilege-absent.yml ファイルのコピーを作成します。

    $ cp /usr/share/ansible/collections/ansible_collections/freeipa/ansible_freeipa/playbooks/privilege/privilege-absent.yml privilege-absent-copy.yml
  3. Ansible Playbook ファイル (privilege-absent-copy.yml) を開きます。
  4. freeipa.ansible_freeipa.ipaprivilege タスクセクションで次の変数を設定して、ファイルを変更します。

    • name 変数は、削除する権限の名前に設定します。
    • state 変数が absent に設定されていることを確認します。

    以下は、今回の例で使用するように変更した Ansible Playbook ファイルです。

    ---
    - name: Privilege absent example
      hosts: ipaserver
    
      vars_files:
      - /home/user_name/MyPlaybooks/secret.yml
      tasks:
      - name: Ensure privilege "CA administrator" is absent
        freeipa.ansible_freeipa.ipaprivilege:
          ipaadmin_password: "{{ ipaadmin_password }}"
          name: CA administrator
          state: absent
  5. ファイルを保存します。
  6. Ansible Playbook を実行します。Playbook ファイル、secret.yml ファイルを保護するパスワードを格納するファイル、およびインベントリーファイルを指定します。

    $ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i inventory privilege-absent-copy.yml
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