第12章 システムの目的の設定
システムの目的を使用して、Red Hat Enterprise Linux 8 システムの使用目的を記録します。システムの目的を設定すると、エンタイトルメントサーバーは最も適切なサブスクリプションを自動接続できます。本セクションは、キックスタートを使用して、システムの目的を設定する方法を説明します。
次の利点があります。
- システム管理および事業運営に関する詳細なシステムレベルの情報
- システムを調達した理由とその目的を判断する際のオーバーヘッドを削減
- Subscription Manager の自動割り当てと、システムの使用状況の自動検出および調整のカスタマーエクスペリエンスの向上
12.1. 概要
以下のいずれかの方法でシステムの目的のデータを入力できます。
- イメージの作成時
- Connect to Red Hat 画面を使用してシステムを登録し、Red Hat サブスクリプションを割り当てる際の GUI インストール時
-
syspurpose Kickstart
コマンドを使用したキックスタートインストール時 -
syspurpose
コマンドラインツール (CLI) を使用したインストール後
システムの目的を記録するために、システムの目的の以下のコンポーネントを設定できます。選択された値は、登録時にエンタイトルメントサーバーが、システムに最適なサブスクリプションを割り当てるのに使用されます。
- ロール
- Red Hat Enterprise Linux Server
- Red Hat Enterprise Linux Workstation
- Red Hat Enterprise Linux Compute Node
- サービスレベルアグリーメント
- Premium
- Standard
- Self-Support
- 用途
- Production
- Development/Test
- Disaster Recovery