検索

7.3. 一方向および双方向の信頼

download PDF

一方向の信頼関係では、Identity Management (IdM) は Active Directory (AD) を信頼しますが、AD は IdM を信頼しません。AD ユーザーは IdM ドメイン内のリソースにアクセスできますが、IdM のユーザーは AD ドメインのリソースにアクセスできません。IdM サーバーは、特別なアカウントを使用して AD に接続し、ID 情報を読み取り、それを LDAP 経由で IdM クライアントに配信します。

双方向の信頼では、IdM ユーザーは AD に対して認証でき、AD ユーザーは IdM に対して認証できます。一方向の信頼の場合と同様、AD ユーザーは IdM ドメイン内のリソースに対して認証およびアクセスできます。IdM ユーザーは認証できますが、AD のほとんどのリソースにアクセスすることはできません。IdM ユーザーは、アクセス制御チェックを必要としない、AD フォレスト内の Kerbers 対応サービスにのみアクセスできます。

AD リソースへのアクセスを許可できるようにするには、IdM は Global Catalog サービスを実装する必要があります。IdM サーバーの現在のバージョンにはこのサービスがありません。そのため、IdM と AD との間の双方向の信頼は、IdM と AD との間の一方向の信頼と機能的にほぼ同等です。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.