16.2. File 変数
概要
File 変数は、ルートが File または FTP のコンシューマーエンドポイントで始まる場合は常に使用できます。これは、基になるメッセージのボディーが java.io.File
型であることを前提にしています。File 変数を使用すると、java.io.File
クラスのメソッドを呼び出している場合と同様に、ファイルパス名の様々な部分にアクセスすることができます (実際は、File 言語は File や FTP エンドポイントで設定されたメッセージヘッダーから必要な情報を抽出します)。
起動ディレクトリー
起動ディレクトリー は、File または FTP エンドポイントに指定されるディレクトリーで、一部の File 変数は、このディレクトリーを起点とした相対パスを返します。たとえば、以下の File コンシューマーエンドポイントは、開始ディレクトリー ./filetransfer
(相対パス) が指定されています。
file:filetransfer
以下の FTP コンシューマーエンドポイントには、開始ディレクトリー ./ftptransfer
(相対パス) が指定されています。
ftp://myhost:2100/ftptransfer
File 変数の命名規則
通常、File 変数は java.io.File
クラスの対応するメソッドの後に名前が付けられます。たとえば、file:absolute
変数は、java.io.File.getAbsolute()
メソッドによって返される値を提供します。
ただし、この命名規則は厳密ではありません。たとえば、java.io.File.getSize()
というメソッドは ありません。
変数の一覧表
表16.1「File 言語の変数」 は、File 言語でサポートされるすべての変数の一覧表になります。
変数 | 型 | 説明 |
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| 起動ディレクトリーを起点とした相対パス名。 |
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ファイルの拡張子 (パス名の最後の |
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ファイルの拡張子 (パス名の最後の |
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| 開始ディレクトリーを起点とし、ファイル拡張子を除外した相対パス名。 |
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| 開始ディレクトリーを起点とし、ファイル拡張子を除外した相対パス名。ファイル拡張子に複数のドットがある場合、この変数は最後の部分のみを取り除き、他の部分を返します。 |
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| パス名の最後のセグメント。つまり、親ディレクトリーのパスがないファイル名です。 |
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| パス名の最後のセグメントで、ファイルの拡張子を省略します。つまり、親ディレクトリーのパスがなく、拡張子もないファイル名です。 |
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| パス名の最後のセグメントで、ファイルの拡張子を省略します。つまり、親ディレクトリーのパスがなく、拡張子もないファイル名です。ファイル拡張子に複数のドットがある場合、この変数は最後の部分のみを取り除き、他の部分を返します。 |
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ファイル拡張子 ( |
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| 開始ディレクトリーを含む、親ディレクトリーのパス名。 |
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| 開始ディレクトリーを含む、ファイルのパス名。 |
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開始ディレクトリーが絶対パスとして指定された場合は |
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| ファイルの絶対パス名。 |
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| ファイルのサイズ。 |
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| 最終更新日。 |