11.2. Event Driven Consumer
概要
図11.1「Event Driven Consumer パターン」 に示される Event Driven Consumer パターン は、Apache Camel コンポーネントでコンシューマーエンドポイントを実装するためのパターンの 1 つであり、Apache Camel でカスタムコンポーネントを開発する必要があるプログラマーにのみ関係があります。既存のコンポーネントには、すでに何らかのコンシューマー実装パターンが組み込まれています。
図11.1 Event Driven Consumer パターン
このパターンに準拠するコンシューマーは、受信メッセージを受け取るたびに、メッセージングチャネルまたはトランスポート層から自動的に呼び出されるイベントメソッドを提供します。Event Driven Consumer パターンの特徴の 1 つは、コンシューマーエンドポイントそれ自体は受信メッセージを処理するためのスレッドを提供しないことです。代わりに、基礎となるトランスポートまたはメッセージングチャネルが、公開されたイベントメソッドを呼び出す際に暗黙的に処理用のスレッドを提供します (イベントメソッドはメッセージ処理の期間中そのスレッドをブロックします) 。
この実装パターンの詳細については、「コンシューマーパターンおよびスレッド」 および 41章Consumer インターフェイス を参照してください。