第6章 Hybrid Cloud Console ユーザーアクセス


ユーザーアクセス機能は、Red Hat Hybrid Cloud Console でホストされるさまざまなサービスへのユーザーアクセスを制御するロールベースのアクセス制御 (RBAC) の実装です。組織管理者ロールを持つユーザーは、ユーザーアクセス機能を使用して、Hybrid Cloud Console でホストされているサービスへのアクセス権を他のユーザーに付与します。組織管理者は、組織管理者のロールを持たない他のユーザーに特別なロール User Access Administrator を割り当てることができます。User Access Administrator ロールを持つユーザーは、Red Hat Hybrid Cloud Console でユーザーアクセスを管理できます。

Red Hat Hybrid Cloud Console でのユーザーアクセスは追加モデルを使用します。これは、アクションが許可されるだけであり、拒否されないことを意味します。アクセスを制御するには、組織管理者または User Access Administrator ロールを持つユーザーが、必要な権限を持つ適切なロールをグループに割り当て、そのグループにユーザーを追加します。個別のユーザーに許可されるアクセスは、そのユーザーが属するすべてのグループに割り当てられたすべてのロールになります。

注記

仮想アシスタントを使用して、組織管理者にメッセージを送信し、User Access Administrator ロールをリクエストできます。リクエストの詳細を入力すると、Are you sure you’d like to proceed? というプロンプトが表示されます。Yes をクリックしてリクエストを送信します。

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) システムでは、ワークスペースを設定してインベントリー内のシステムを整理し、そのシステムにアクセス管理ルールを適用できます。システムへのアクセスを必要なユーザーだけに制限するには、ワークスペース設定を使用します。

注記

ワークスペースを使用したアクセス管理の設定は、Hybrid Cloud Console Preview 環境で利用できます。プレビュー機能の使用については、Hybrid Cloud Console 機能のプレビュー を参照してください。

関連情報

6.1. User Access のグループ、ロール、および権限

User Access では、次のカテゴリーを使用して、組織管理者がサポートされている Red Hat Hybrid Cloud Console サービスに付与できるユーザーアクセスのレベルを決定します。許可されたユーザーに提供されるアクセスは、そのユーザーが属するグループと、そのグループに割り当てられたロールによって異なります。

  • Group: ロールをユーザーにマッピングするアカウントに属するユーザーのコレクション。組織管理者は、グループを使用してグループにロールを割り当て、グループにユーザーを追加することができます。ロールがなく、ユーザーがないグループも作成できます。
  • Roles: Insights などの特定のサービスへのアクセスを提供する権限のセット。特定の操作を実行するパーミッションは特定のロールに割り当てられます。ロールはグループに割り当てられます。たとえば、サービスに read ロールと write ロールがあるとします。両方のロールをグループに追加すると、そのグループのすべてのメンバーに、そのサービスの読み取りおよび書き込みパーミッションが付与されます。
  • Permissions: サービスの要求可能な個別のアクション。パーミッションはロールに割り当てられます。

リソースへのアクセス制御は、ワークスペースを使用して設定することもできます。ワークスペースを使用すると、インベントリー内のシステムを簡単に整理し、そのシステムにアクセス管理ルールを適用し、システムへのアクセスを必要なユーザーだけに制限できます。

RHEL > Inventory > Workspaces、または Identity & Access Management > Workspaces に移動して、ワークスペースを作成および管理できます。

注記

ワークスペースを使用してアクセス管理を設定する機能は、Hybrid Cloud Console のプレビュー機能です。プレビュー機能の使用については、Hybrid Cloud Console 機能のプレビュー を参照してください。

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