第1章 Red Hat ユーザーアカウントの 2 要素認証 (2FA) について
Red Hat を使用すると、ユーザーは Red Hat ユーザーアカウントにログインするための追加セキュリティーレイヤーとして 2 要素認証を有効にできます。2 要素認証を有効にすると、パスワードおよびワンタイムパスワードを使用してアカウントにログインします。ワンタイムコードは 2 番目の認証要素です。
2 要素認証機能は、次の 2 つの方法のいずれかで利用できます。
- 組織の 2 要素認証。組織で 2 要素認証が有効になっている場合、特定の組織アカウントに属するすべてのユーザーは、認証するたびに 2 つ目の要素を使用する必要があります。組織アカウントが登録された後の最初のログイン試行時に、ユーザーは 2 要素認証を有効にするように求められます。
- 個別のオプトイン 2 要素認証。個々のユーザーは、Red Hat アカウントの 2 要素認証を有効または無効にすることができます。組織の 2 要素認証を有効にすると、各ユーザーはこれを無効にできません。
注記
2 要素認証の現在の実装は、ブラウザーベースの認証フローを使用するアプリケーションにのみ適用されます。コマンドラインの認証フローには適用されません。
1.1. 組織の 2 要素認証
アカウントの組織管理者は、組織全体の 2 要素認証を有効にできます。有効にすると、そのアカウントのすべてのユーザーが、ログイン時に認証に 2 要素認証を使用する必要があります。「組織全体の認証要素の設定」 を参照してください。