第5章 リモートホスト設定の問題のトラブルシューティング
システムログは、リモートホスト設定の問題のトラブルシューティングを行うときに役立つ情報源です。さらに、既知の問題を把握しておくと役立ちます。
5.1. TCP ポートと宛先
完全なリモートホスト設定ソリューションは、現在、既存のクライアントに依存しています。システムはさまざまな方法で Red Hat と接続します。
5.1.1. Subscription manager
subscription-manager の場合、システムは次の宛先および TCP ポートに到達できる必要があります。
- subscription.rhn.redhat.com:443 (https)
- subscription.rhsm.redhat.com:443 (https)
- cdn.redhat.com:443 (https)
- *.akamaiedge.net:443 (https)
- *.akamaitechnologies.com:443 (https)
5.1.2. Insights クライアント
Red Hat Insights for Red Hat Enterprise Linux のデータ収集が正しく動作するためには、システムが以下の宛先と TCP ポートに到達できる必要があります。
- api.access.redhat.com:443 (https)
- cert-api.access.redhat.com:443 (https)
5.1.3. RHC クライアントデーモン
rhc デーモン rhcd
が MQTT メッセージブローカーと通信するには、システムが以下に到達できる必要があります。
- connect.cloud.redhat.com:443 (https)
5.1.4. 接続に使用する RHC のプロキシー追加
次のコマンドを使用して、Red Hat への接続に使用する rhc
のプロキシーを追加します。
# mkdir -p /etc/systemd/system/rhcd.service.d # cat /etc/systemd/system/rhcd.service.d/proxy.conf [Service] Environment=HTTPS_PROXY=http://proxy.corp.com:8888 # systemctl daemon-reload # systemctl restart rhcd