3.7. Apache HTTP Server の SELinux ポリシー
Security-Enhanced Linux (SELinux) ポリシーを使用して、Apache HTTP Server のアクセス制御を定義できます。これらのポリシーは、製品へのアクセス権を決定する一連のルールです。
3.7.1. SELinux ポリシー情報
SELinux セキュリティーモデルはカーネルにより適用され、ファイルシステムの場所やポートなどのリソースへのアプリケーションのアクセスが限定されるようにします。SELinux ポリシーは、危険にさらされているか、不適切な設定である誤ったプロセスを制限したり、実行できないようにしたりします。
Apache HTTP Server インストールの jbcs-httpd24-httpd-selinux
パッケージは、mod_proxy_cluster
ポリシーを提供します。次の表には、提供されている SELinux ポリシーに関する情報が含まれています。
名前 | ポート情報 | ポリシー情報 |
---|---|---|
|
2 つのポート ( |
インストール後のスクリプトは、 |
関連情報
- RHEL 7: SELinux ユーザーおよび管理者ガイド
- RHEL 8: SELinux の使用
3.7.2. Apache HTTP Server RPM インストールの SELinux ポリシーを有効化する
RPM パッケージから JBCS Apache HTTP Server をインストールする場合は、jbcs-httpd2.4-httpd-selinux
パッケージにより Apache HTTP Server 用の SELinux ポリシーが提供されます。jbcs-httpd2.4-httpd-selinux
パッケージは、jb-coreservices-1-for-rhel-7-server-rpms
および jb-coreservices-1-for-rhel-8-x86_64-rpms
コンテンツ配信ネットワーク (CDN) リポジトリーから利用可能です。
手順
-
使用している RHEL バージョンの
jbcs-httpd2.4-httpd-selinux
パッケージをインストールします。