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1.4. RHEL 7 と RHEL 8 の主な相違点

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このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 で導入された主な変更点の概要を説明します。

削除されたセキュリティー機能
RHEL 7 では数字だけのユーザー名およびグループ名がすべて非推奨となり、RHEL 8 ではサポートが完全に削除されました。
メモリー管理
RHEL 7 での既存のメモリーバスには、48/46 ビットの仮想または物理のメモリーアドレス容量があり、Linux カーネルが、4 つのレベルのページテーブルを実装して、物理アドレスへの仮想アドレスを管理します。アドレス範囲の拡張に伴い、RHEL 8 のメモリー管理は 5 レベルのページテーブルの実装をサポートし、拡張されたアドレス範囲に対応できるようにしました。RHEL 8 では、5 レベルページテーブルのサポートは、システムがこの機能をサポートしている場合でも、デフォルトで無効になっています。
XFS に対応
RHEL 7 は、読み取り専用モードでのみ、共有コピーオンライトのデータエクステントを持つ XFS ファイルシステムをマウントできます。RHEL 8 の場合、XFS ファイルシステムは、共有コピーオンライトのデータエクステント機能に対応します。この機能により、2 つ以上のファイルが共通のデータブロックセットを共有できます。
NFS の設定
RHEL 7 の場合、NFS 設定は /etc/sysconfig/nfs ファイルにあります。RHEL 8 の場合、NFS 設定は /etc/nfs.conf ファイルにあります。
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