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第1章 はじめに

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本書には、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 のアプリケーションを Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7 で正常に実行し、デプロイするために必要な変更内容が記載されています。本リリースで利用できる新機能、非推奨機能、およびサポート対象外となった機能に関する情報を提供し、アプリケーションの挙動が変わらないようにするために必要なアプリケーションおよびサーバー設定の更新についても取り上げます。

また、本書では Java アプリケーションの移行を簡単にする Red Hat Application Migration Toolkit や、サーバー設定を更新する JBoss Server Migration Tool などの、移行に役立つツールについても説明します。

アプリケーションが正常にデプロイされ、実行されたら、各コンポーネントをアップグレードして JBoss EAP 7 の新機能を使用する計画を立てることができます。

JBoss EAP 5 のアプリケーションを直接 JBoss EAP 7 に移行する場合は、「JBoss EAP の旧リリースからの移行」 を参照してください。

1.1. 移行およびアップグレード

メジャーアップグレード

JBoss EAP 6.4 から JBoss EAP 7.0 など、アプリケーションを他のメジャーリリースに移動する場合にメジャーアップグレードまたは移行が必要になります。アプリケーションが Java EE 仕様に準拠し、非推奨の API にアクセスせず、プロプライエタリーコードを含まない場合、アプリケーションコードを変更せずにアプリケーションを JBoss EAP 7 で実行できる可能性があります。しかし、JBoss EAP 7 ではサーバー設定が変更になったため移行が必要になります。本書ではこのような移行を取り上げます。

マイナーアップデート

JBoss EAP では、定期的にポイントリリースが提供されます。これは、バグ修正、セキュリティーの修正、および新機能が含まれるマイナーアップデートです。 ポイントリリースで追加された変更に関する情報は、本書と『7.2.0 リリースノート』に記載されています。

JBoss Server Migration Tool を使用すると、ポイントリリースを自動的に別のポイントリリースにアップグレードできます (JBoss EAP 7.0 から JBoss EAP 7.1 など)。このツールの設定および実行方法に関する詳細は、『Using the JBoss Server Migration Tool』を参照してください。

サーバー設定を手作業でアップグレードすることもできます。手作業でアップグレードする方法と手順については、JBoss EAP『パッチおよびアップグレードガイド』の「JBoss EAP のアップグレード」を参照してください。

累積パッチ

JBoss EAP では、バグおよびセキュリティーの修正が含まれる累積パッチも定期的に提供されます。累積パッチのリリースごとに、リリース番号の最後の数字が 1 ずつ増えます (例: 7.1.0 から 7.1.1)。パッチインストールの詳細は、JBoss EAP の『パッチおよびアップグレードガイド』に記載されています。

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