検索

第10章 IO サブシステムの調整

download PDF

io サブシステムは、Undertow や Remoting などの別の JBoss EAP サブシステムによって使用される XNIO ワーカーやバッファープールを定義します。

10.1. ワーカーの設定

それぞれが独自のパフォーマンス設定を持ち、異なる I/O タスクを処理するワーカーを複数作成することができます。たとえば、HTTP I/O を処理する 1 つのワーカーを作成して、EJB I/O を処理する別のワーカーを作成し、特定の負荷要件に対応する各ワーカーの属性を個別に設定できます。

設定可能なワーカー属性のリストは、IO サブシステムの属性 を参照してください。

パフォーマンスに大きく影響するワーカー属性には、ワーカーが使用できる I/O スレッドの合計数を設定する io-threads や、特定のタスクに使用できるスレッドの最大数を設定する task-max-threads などがあります。これら 2 つの属性のデフォルト値は、サーバー の CPU 値を基に算出されます。

ワーカーの作成および設定方法の手順は、JBoss EAP 『設定ガイド』 を参照してください。

10.1.1. ワーカー統計の監視

管理 CLI を使用してワーカーのランタイム統計を確認できます。これは、接続数、スレッド数、キューのサイズなどのワーカー統計を表示します。

以下のコマンドは、default ワーカーのランタイム統計を表示します。

/subsystem=io/worker=default:read-resource(include-runtime=true,recursive=true)
注記

core-pool-size の統計によって追跡されるコアスレッドの数は、現在常に max-pool-size の統計によって追跡されるスレッドの最大数と同じ値に設定されます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.