3.4. エージェント JVM ヘルスチェック設定の変更
エージェントに含まれる複数の典型的な問題の 1 つにメモリーエラーがないことがあります。エージェント JVM ヒープのサイジングは困難です。エージェントはシステムリソースの過剰消費を実行できず、システム全体のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がありますが、メトリックの収集やドリフトの監視などの集中的なタスクを実行するのに十分なメモリーが必要です。
JVM ヘルスチェックは JVM を定期的にスキャンし、メモリーしきい値を確認します。利用可能なメモリーが指定の時点を下回る場合、JVM プロセスは再起動します。これにより、エージェントがメモリー不足の状態を防ぎ、不明な状態でシャットダウンできます。
注記
JVM のヘルスチェックは利点がありますが、利用できません。メモリーがスキャン間隔よりも速く使い切られる場合があります。
エージェントのヘルスチェックには、以下の 3 つのパラメーターがあります。
- スキャンの間隔。 rhq.agent.vm-health-check.interval-msecs
- ヒープしきい値 rhq.agent.vm-health-check.low-heap-mem-threshold
- heap 以外のメモリーしきい値 rhq.agent.vm-health-check.low-nonheap-mem-threshold
ヘルスチェックの設定を変更するには、以下を実行します。
- エージェントプロンプトを開きます。
-n
オプションを使用してプロンプトを開かずにプロンプトを開きます。[root@server ~]# agentRoot/rhq-agent/bin/rhq-agent.sh -n
- 編集する希望の名前とその新しい値 setconfig で送信します。
> setconfig rhq.agent.vm-health-check.interval-msecs=3000 Set preference: rhq.agent.vm-health-check.interval-msecs=3000 > setconfig rhq.agent.vm-health-check.low-heap-mem-threshold=1.1 Set preference: rhq.agent.vm-health-check.low-heap-mem-threshold=1.1 > setconfig rhq.agent.vm-health-check.low-nonheap-mem-threshold=1.1 Set preference: rhq.agent.vm-health-check.low-nonheap-mem-threshold=1.1
- エージェントプロセスを再起動して、新しい設定を読み込みます。
[root@server ~]# serverRoot/jon-server-3.3.0.GA/bin/rhqctl start --agent