3.2. 監視およびアラートベースライン
理論的には、収集できるメトリクスの数や発生する可能性のあるアラートの数に制限はありません。
実際には、IT 環境には、監視とアラート設定の両方を制限するという制約があります。
- データベースのパフォーマンス(ほとんどの環境では主要な要素)
- ネットワーク帯域幅
JBoss ON のアラートおよびモニタリング設定はリソースの数、メトリクス数、収集頻度、アラート数により異なるため、JBoss ON のアラートおよびモニタリング設定にはハード制限はありません。
経験上、パフォーマンスのしきい値は以下のとおりです。
- 最大メトリクスを毎分収集できます。
- 最大 9000 個のアラートを 1 日あたり最大 4000 に発生する(毎分約 70 個)
メトリクスの収集およびアラートの実装方法を計画します。メトリクススケジュールを有効にし、コレクションの頻度を設定する際に、リソースの優先順位を決定し、それらのリソースから必要な情報を設定します。次に、これらの優先順位に基づいて必要なアラートを計画します。
監視およびアラートのクリアストラテジーは、重要な情報を収集している最中にパフォーマンスを維持するのに役立ちます。
注記
収集したメトリクスの量を拡張するために、追加のストレージノードをストレージクラスターに追加できます。
ストレージノードは、JBoss ON の設計の一部として永続的に行うか、既存のノード上のアラート状態を使用して新規ノードのデプロイメントをトリガーして動的に作成できます。
追加ノードの作成については、を参照してください 9章ストレージノードのデプロイおよび管理。