2.4. カスタムワークベンチイメージのインポート
Red Hat および独立系ソフトウェアベンダー (ISV) によって提供およびサポートされているワークベンチイメージに加えて、プロジェクトの特定の要件に対応するカスタムワークベンチイメージをインポートできます。
OpenShift AI ユーザー (データサイエンティスト) がプロジェクトワークベンチを作成するときにアクセスできるように、これをインポートする必要があります。
Red Hat は、OpenShift AI のデプロイメントにカスタムワークベンチイメージを追加することをサポートしており、ワークベンチの作成時に選択できるようになります。ただし、Red Hat はカスタムワークベンチイメージの内容をサポートしていません。つまり、ワークベンチの作成時にカスタムワークベンチイメージを選択できるが、使用可能なワークベンチが作成されない場合、Red Hat はカスタムワークベンチイメージを修正するためのサポートを提供しません。
前提条件
- OpenShift AI 管理者権限を持つユーザーとして OpenShift AI にログインしている。
- カスタムイメージが、OpenShift AI がアクセスできるイメージレジストリーにある。
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OpenShift AI でカスタムワークベンチイメージを有効にする で説明されているように、Settings
Workbench images ダッシュボードナビゲーションメニュー項目が有効になっている。 - インポートするカスタムイメージにアクセラレーターを関連付ける場合は、アクセラレーターの識別子 (ハードウェアアクセラレーターを識別する一意の文字列) を把握している。OpenShift AI で GPU サポートも有効にする必要があります。これには、Node Feature Discovery Operator と NVIDIA GPU Operator のインストールが含まれます。詳細は、Node Feature Discovery Operator のインストール と NVIDIA GPU の有効化 を参照してください。
手順
OpenShift AI ダッシュボードから、Settings
Workbench images をクリックします。 Workbench images ページが表示されます。以前にインポートしたイメージが表示されます。以前にインポートしたイメージを有効または無効にするには、該当するイメージを含む行で、Enable 列のトグルをクリックします。
- オプション: アクセラレーターを関連付ける必要があり、アクセラレータープロファイルまたはハードウェアプロファイルをまだ作成していない場合は、イメージを含む行の Create profile をクリックし、関連するフィールドに入力します。イメージにアクセラレーターの識別子が含まれていない場合は、関連するアクセラレータープロファイルまたはハードウェアプロファイルを作成する前に、手動で設定する必要があります。
Import new image をクリックします。または、以前にインポートしたイメージが見つからなかった場合は、Import image をクリックします。
Import workbench image ダイアログが開きます。
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Image location フィールドに、イメージを含むリポジトリーの URL を入力します。例:
quay.io/my-repo/my-image:tag、quay.io/my-repo/my-image@sha256:xxxxxxxxxxxxx、またはdocker.io/my-repo/my-image:tag。 - Name フィールドに、イメージの適切な名前を入力します。
- オプション: Description フィールドに、フィルターの説明を入力します。
- オプション: Accelerator identifier リストから識別子を選択し、その識別子のアクセラレーターがイメージで推奨されているように設定します。イメージにアクセラレーター識別子が 1 つだけ含まれている場合は、デフォルトで識別子名が表示されます。
オプション: ノートブックイメージにソフトウェアを追加します。インポートが完了すると、ソフトウェアがイメージのメタデータに追加され、ワークベンチの作成ページに表示されます。
- Software タブをクリックします。
- Add software ボタンをクリックします。
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Edit (
) をクリックします。
- ソフトウェア 名を入力します。
- ソフトウェアの Version を入力します。
-
Confirm (
) をクリックして入力内容を確定します。
- ソフトウェアを追加するには、Add software をクリックし、関連するフィールドに入力して、入力を確定します。
オプション: ワークベンチイメージにパッケージを追加します。インポートが完了すると、パッケージがイメージのメタデータに追加され、ワークベンチの作成ページに表示されます。
- Packages タブをクリックします。
- Add package ボタンをクリックします。
-
Edit (
) をクリックします。
-
Package 名を入力します。たとえば、Data Science Pipeline V2 を自動的にランタイム設定に含める場合は、
odh-elyraと入力します。 -
パッケージの バージョン を入力します。たとえば、
3.16.7と入力します。 -
Confirm (
) をクリックして入力内容を確定します。
- パッケージを追加するには、Add package をクリックし、関連するフィールドに入力して、入力を確定します。
- Import をクリックします。
検証
- インポートしたイメージが Workbench images ページの表に表示されます。
- ユーザーがワークベンチを作成するときに、カスタムイメージを選択できます。