6.6. Rook
名前が重複した状態でストレージクラスデバイスセットがデプロイされると、Rook-Ceph Operator デプロイメントが失敗する
以前は、名前が重複した状態で StorageClassDeviceSets が StorageCluster CR に追加されると、OSD が失敗し、Rook は OSD 設定について混乱していました。
この修正により、CR 内に重複したデバイスセット名が見つかった場合、Rook はそれが修正されるまで OSD の調整を拒否します。Rook Operator ログに、OSD の調整に失敗したというエラーが表示されます。
Rook-ceph-mon Pod は 3300 ポートと 6789 ポートの両方をリッスンする
以前は、クラスターが MSGRv2 を使用してデプロイされると、mon pod はポート 6789 で MSGR1 トラフィックを不必要にリッスンしていました。
この修正により、mon デーモンは、v1 ポート 6789 でのリッスンを抑制し、v2 ポート 3300 のみを排他的にリッスンするフラグ付きで起動し、攻撃対象領域が縮小されます。
従来の LVM ベースの OSD がクラッシュループ状態にある
以前は、OpenShift Data Foundation 4.14 以降では、OSD のサイズを変更する init コンテナーでレガシー OSD がクラッシュしていました。これは、OpenShift Container Storage 4.3 で作成され、それ以降のバージョンにアップグレードされたレガシー OSD が失敗した可能性があるためです。
この修正により、クラッシュする resize init コンテナーが OSD Pod 仕様から削除されました。そのため、レガシー OSD は起動しますが、レガシー OSD をすぐに置き換えることを推奨します。
(BZ#2273398) (BZ#2274757)