2.2. Service Mesh Operator のインストール


警告

クラスターに OpenShift Service Mesh インスタンスがない場合は、Service Mesh Operator をインストールしてください。OpenShift Service Mesh は、クラスター全体で動作し、Istio コントロールプレーン間の競合を防ぐためにスコープ設定を必要とします。OpenShift Service Mesh 3 以降を使用するクラスターの場合は、「単一のクラスターに複数のサービスメッシュをデプロイする」を参照してください。

前提条件

  • クラスターを OpenShift Container Platform 4.14 以降にデプロイしている。
  • cluster-admin ロールを持つユーザーとして OpenShift Container Platform Web コンソールにログインしている。

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operators OperatorHub ページに移動します。
  2. Red Hat OpenShift Service Mesh 3 Operator を検索します。
  3. Service Mesh Operator を見つけてクリックして選択します。
  4. コミュニティー Operator を説明するプロンプトが開いたら、Continue をクリックします。
  5. Install をクリックします。
  6. Install Operator ページで、以下の手順を実行します。

    1. Installation Mode として All namespaces on the cluster (default) を選択します。このモードは、デフォルトの openshift-operators namespace に Operator をインストールします。これにより、Operator はクラスター内のすべての namespace を監視し、これらの namespace に対して利用可能になります。
    2. Approval Strategy として Automatic を選択します。これにより、Operator Lifecycle Manager (OLM) が Operator の将来のアップグレードを自動的に処理できるようになります。Manual 承認ストラテジーを選択すると、OLM は更新要求を作成します。クラスター管理者は、Operator を新規バージョンに更新できるように OLM 更新要求を手動で承認する必要があります。
    3. Update Channel を選択します。

      • stable チャネルを選択して、Red Hat OpenShift Service Mesh 3 Operator の最新の安定バージョンをインストールします。これは、Operator をインストールするためのデフォルトチャネルです。
      • Red Hat OpenShift Service Mesh 3 Operator の特定のバージョンをインストールするには、対応する stable-<version> チャネルを選択します。たとえば、Red Hat OpenShift Service Mesh Operator バージョン 3.0.x をインストールするには、stable-3.0 チャネルを使用します。
  7. Install をクリックして Operator をインストールします。

検証

  1. Operators Installed Operators をクリックして、Service Mesh Operator がインストールされていることを確認します。Status 列に Succeeded と表示されます。

2.2.1. Service Mesh カスタムリソース定義について

Red Hat OpenShift Service Mesh Operator をインストールすると、管理者が Service Mesh のインストール用に Istio を設定するために使用できるカスタムリソース定義 (CRD) もインストールされます。Operator Lifecycle Manager (OLM) は、Sail Operator CRD および Istio CRD の 2 つの CRD カテゴリーをインストールします。

Sail Operator CRD は、サービスメッシュの操作に必要な Istio コンポーネントをインストールし、維持するためのカスタムリソースを定義します。これらのカスタムリソースは sailoperator.io API グループに属するもので、IstioIstioRevisionIstioCNI、および ZTunnel リソースの種類が含まれます。これらのリソースの設定方法に関する詳細は、sailoperator.io API reference ドキュメントを参照してください。

Istio CRD はメッシュ設定およびサービス管理に関連付けられます。これらの CRD は、networking.istio.io および security.istio.io などの複数の istio.io API グループ内のカスタムリソースを定義します。CRD には、管理者がサービスメッシュの設定に使用する AuthorizationPolicyDestinationRuleVirtualService などのさまざまなリソースの種類も含まれます。

トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat