4.3. インスタンスへのファイル共有のマウント


インスタンスを認証するようにファイル共有を設定したら、環境の機能を確認し、続いてファイル共有をマウントします。

注記: バージョン 4.1 をサポートする NFS クライアントパッケージは、ファイル共有をマウントするコンピュートインスタンスにインストールする必要があります。

4.3.1. 環境の確認

環境の機能を確認するには、以下の手順を実施します。

  1. 以下のコマンドを実行して、NFS-Ganesha サービスの仮想 IP (VIP) を取得します。

    (user) [stack@undercloud-0 ~]$ manila share-export-location-list share-01
      172.17.5.13:/volumes/_nogroup/e840b4ae-6a04-49ee-9d6e-67d4999fbc01
  2. ファイル共有をマウントする仮想マシンから ping を送信し、VIP にアクセス可能であることを確認します。

    # ping 172.17.5.13
    PING 172.17.5.13 (172.17.5.13) 56(84) bytes of data.
    64 bytes from 172.17.5.13: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.048 ms
    64 bytes from 172.17.5.13: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.061 ms
    ^C
    --- 172.17.5.13 ping statistics ---
    2 packets transmitted, 2 received, 0% packet loss, time 999ms
    rtt min/avg/max/mdev = 0.048/0.054/0.061/0.009 ms
  3. VIP が適切なポートの NFS rpc に応答する準備ができていることを確認します。

    # rpcinfo -T tcp -a 172.17.5.13.8.1 100003 4
    注記

    IP アドレスは汎用アドレスフォーマット (uaddr) で書かれているので、NFS サービスのポート 2049 を表すのに 2 つのオクテット (8.1) が追加されています。

4.3.1.1. ファイル共有のマウント

「ファイル共有の作成」 からインスタンスの 「ファイル共有に対するアクセス権限の付与」 からの共有をマウントするには、以下の手順を実施します。

  1. インスタンスにログインし、以下のコマンドを実行します。

    (user) [stack@undercloud-0 ~]$ openstack server ssh demo-instance0 --login root
    # hostname
    demo-instance0
  2. 「ファイル共有とエクスポート情報の一覧表示」で取得したエクスポート場所を使用して、ファイル共有をマウントします。

    # mount.nfs -v  172.17.5.13:/volumes/_nogroup/e840b4ae-6a04-49ee-9d6e-67d4999fbc01 /mnt mount.nfs: timeout set for Wed Sep 19 09:14:46 2018                             mount.nfs: trying text-based options 'vers=4.2,addr=172.17.5.13,clientaddr=172.17.5.160' 172.17.5.13:/volumes/_nogroup/e840b4ae-6a04-49ee-9d6e-67d4999fbc01 on /mnt type nfs
    # mount | grep mnt       172.17.5.13:/volumes/_nogroup/e840b4ae-6a04-49ee-9d6e-67d4999fbc01 on /mnt type nfs4 (rw,relatime,vers=4.2,rsize=1048576,wsize=1048576,namlen=255,hard,proto=tcp,port=0,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=172.17.5.160,local_lock=none,addr=172.17.5.13)
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