第3章 NFS バックエンドに CephFS を使用する構成が正常にデプロイされたことの検証
Shared File Systems サービス (manila) の NFS バックエンドに CephFS を使用する構成をデプロイする場合、オーバークラウド環境に以下に示す新たな要素を追加します。
- StorageNFS ネットワーク
- コントローラー上の Ceph MDS サービス
- コントローラー上の NFS-Ganesha サービス
NFS バックエンドに CephFS を使用した Shared File Systems サービスの使用に関する詳細は、『 ストレージガイド』 の「 Shared File Systems サービス 」を参照してください。
ユーザーにサービスの利用を許可する前に、クラウド管理者は NFS バックエンドに CephFS を使用する環境が安定して動作することを確認する必要があります。
3.1. StorageNFS 分離ネットワークが作成されていることの確認
Shared File Systems サービスの NFS バックエンドに CephFS を使用する構成をデプロイするのに使用する network_data_ganesha.yaml
ファイルにより、StorageNFS VLAN が作成されます。StorageNFS 分離ネットワークが存在することを確認するには、以下の手順を実施します。
前提条件
- 「2章NFS バックエンドに CephFS を使用する構成のインストール」の手順が完了していること。
手順
- オーバークラウドのコントローラーのいずれかにログインします。
以下のコマンドを入力して接続されたネットワークを確認し、
network_data_ganesha.yaml
により設定したとおりの VLAN が存在することを確認します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ip a
$ ip a 15: vlan310: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 link/ether 32:80:cf:0e:11:ca brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 172.16.4.4/24 brd 172.16.4.255 scope global vlan310 valid_lft forever preferred_lft forever inet 172.16.4.7/32 brd 172.16.4.255 scope global vlan310 valid_lft forever preferred_lft forever inet6 fe80::3080:cfff:fe0e:11ca/64 scope link valid_lft forever preferred_lft forever