2.5. Cloud Ops
本項では、Cloud Ops コンポーネントの最も重要な新機能および変更点について説明します。
- Service Telemetry Framework
Service Telemetry Framework(STF)は、Red Hat OpenStack Platform のモニタリングアプリケーションフレームワーク用のコアコンポーネントを提供します。これは、OpenShift 4.x にアプリケーションとしてデプロイされたデータストレージコンポーネントであり、Operator Lifecycle Manager によって管理されます。メトリクスおよびイベントのデータトランスポートは、AMQ Interconnect を使用して提供されます。この最初の STF リリースには以下の機能があります。
- Operator Lifecycle Management(OLM)を活用した OpenShift 4.3 でのマイクロサービスアプリケーションとしてのサーバー側の Service Telemetry Framework のデプロイメント
- インフラストラクチャーデータコレクターとしての collectd、OpenStack イベントデータの Ceilometer、およびトランスポート層アプリケーションとしての AMQ Interconnect を使用した、Red Hat OpenStack Platform director による完全なクライアント側のインストール機能
- 時系列データベースとしての Prometheus を使用したパフォーマンスメトリクスの統合
- ElasticSearch を使用したイベントストレージ
- Alertmanager と out-of-box のアラートの一覧との統合
- Grafana を使用してパフォーマンスデータを視覚化するためのインフラストラクチャーダッシュボード
- STF を使用したマルチクラウドモニタリングのサポート