2.9. アップグレードおよび更新
このセクションでは、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) のアップグレードと更新に関する主な新機能を説明します。
- 更新前および更新後の検証
- RHOSP 17.1.1 では、更新前検証と更新後検証がサポートされるようになりました。今回の機能拡張により、使用中の環境のマイナー更新を開始する前に、アンダークラウドの要件および機能を確認できるようになりました。マイナー更新を実施した後、オーバークラウドの機能を確認することができます。詳細は、Performing a minor update of Red Hat OpenStack Platform の Validating RHOSP before the undercloud update および Validating RHOSP after the overcloud update を参照してください。
- Multi-RHEL
- RHOSP 17.1 では、Compute ノードの一部を RHEL 9.2 にアップグレードし、残りの Compute ノードを RHEL 8.4 のままにできます。これは Multi-RHEL 環境と呼ばれます。Multi-RHEL 環境の利点と制限の詳細は、16.2 から 17.1 へのアップグレードフレームワーク の Compute ノードのアップグレード計画 を参照してください。