4.9. ブロックストレージボリュームサービスコンポーネントの設定


Block Storage サービス (cinder) には、ボリューム、スナップショット、およびグループに関連する操作を管理するボリュームサービス (cinderVolumes セクション) があります。これらの操作には、ボリュームの作成、削除、クローン作成、およびスナップショットの作成が含まれます。

このサービスには、OpenStackControlPlane CR の networkAttachments 内のストレージバックエンド (storage) およびストレージ管理 (storageMgmt) ネットワークへのアクセスが必要です。空のボリュームやスナップショットの作成をはじめとする一部の操作では、ボリュームサービスとストレージバックエンド間でのデータ移動は必要ありません。しかし、ストレージバックエンド間のデータ移行など、ボリュームサービスを通過してデータを渡す必要がある操作の場合はアクセスが必要です。

ボリュームサービスの設定は、customServiceConfigcustomServiceConfigSecretsnetworkAttachmentsreplicas、および nodeSelector セクションで設定されたパラメーターを使用して cinderVolumes セクションで実行されます。

ボリュームサービスは複数のレプリカを持てません。

手順

  1. OpenStackControlPlane CR ファイルである openstack_control_plane.yaml を開きます。
  2. CR ファイルを編集し、バックエンドの設定を追加します。

    次の例は、Red Hat Ceph Storage バックエンドのサービス設定を示しています。

    apiVersion: core.openstack.org/v1beta1
    kind: OpenStackControlPlane
    metadata:
      name: openstack
    spec:
      cinder:
        template:
          customServiceConfig: |
            [DEFAULT]
            debug = true
          cinderVolumes:
            ceph:
              networkAttachments:
              - storage
              customServiceConfig: |
                [ceph]
                volume_backend_name = ceph
                volume_driver = cinder.volume.drivers.rbd.RBDDriver
    • ceph: 個々のバックエンドの設定領域。各バックエンドには個別の設定領域が必要です。デフォルトではバックエンドはデプロイされません。デプロイ時に少なくとも 1 つのバックエンドが設定されていない限り、Block Storage サービスのボリュームサービスは実行されません。バックエンドの設定の詳細は、Block Storage サービス (cinder) バックエンド および 複数の Block Storage サービス (cinder) バックエンド を参照してください。
    • networkAttachments: バックエンドネットワーク接続の設定領域。
    • volume_backend_name: このバックエンドに割り当てられた名前。
    • volume_driver: このバックエンドに接続するために使用されるドライバー。

      よく使用されるボリュームサービスパラメーターのリストについては、Volume サービスのパラメーター を参照してください。

  3. ファイルを保存します。
  4. コントロールプレーンを更新します。

    $ oc apply -f openstack_control_plane.yaml -n openstack
  5. RHOCP が OpenStackControlPlane CR に関連するリソースを作成するまで待機します。次のコマンドを実行して、ステータスを確認します。

    $ oc get openstackcontrolplane -n openstack

    ステータスが "Setup complete" であれば、OpenStackControlPlane リソースが作成されています。

    ヒント

    デプロイの進行状況を追跡するには、get コマンドの末尾に -w オプションを追加します。

4.9.1. Volume サービスのパラメーター

Volume サービスのパラメーターは、Block Storage サービスの cinderVolumes 部分を設定するために提供されています。

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パラメーター説明

backend_availability_zone

バックエンドのアベイラビリティーゾーンを設定します。これは [DEFAULT] セクションで設定されます。デフォルト値は storage_availability_zone です。

volume_backend_name

特定のドライバー実装のバックエンド名を設定します。デフォルト値はありません。

volume_driver

ボリューム作成に使用するドライバーを設定します。特定のクラスの Python namespace の形式で指定されます。デフォルト値はありません。

enabled_backends

使用するバックエンド名のリストを設定します。これらのバックエンド名は、一意の [CONFIG] グループとそのオプションでバックアップされる必要があります。これはコンマで区切られた値のリストです。デフォルト値は、volume_backend_name オプションを持つセクションの名前です。

image_conversion_dir

イメージ変換中の位置時保存場所に使用するディレクトリーを設定します。デフォルト値は /var/lib/cinder/conversion です。

backend_stats_polling_interval

ストレージバックエンドからの使用状況の統計情報を取得するためのボリュームリクエスト間の間隔 (秒数)。デフォルトは 60 です。

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