11.4. ワーカープロセス数
環境変数を使用して、Red Hat Quay で受信リクエストを処理するワーカープロセスの数を制御できます。これらの値は、レジストリー、Web UI、セキュリティースキャンなど、システムのさまざまなコンポーネントのタスクを処理するために開始される並列プロセスの数を定義します。
明示的に設定されていない場合、Red Hat Quay は利用可能な CPU コアの数に基づいて、ワーカープロセスの数を自動的に計算します。この動的スケーリングにより、大規模なマシンではパフォーマンスを最適化できますが、小規模な環境では不要なリソースの使用につながる可能性もあります。
Red Hat Quay on OpenShift Container Platform デプロイメントでは、Operator によって以下のデフォルト値が設定されます。
-
WORKER_COUNT_REGISTRY
: 8 -
WORKER_COUNT_WEB
: 4 -
WORKER_COUNT_SECSCAN
: 2
変数 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
WORKER_COUNT | 数値 | プロセス数の汎用上書き |
WORKER_COUNT_REGISTRY | 数値 |
|
WORKER_COUNT_WEB | 数値 |
コンテナー内の UI/Web リクエストを処理するプロセス数を指定します。 |
WORKER_COUNT_SECSCAN | 数値 |
コンテナー内のセキュリティースキャン (Clair など) の統合を処理するプロセス数を指定します。 |
スタンドアロン Red Hat Quay デプロイメントのワーカー数設定
WORKER_COUNT: 10 WORKER_COUNT_REGISTRY: 16 WORKER_COUNT_WEB: 8 WORKER_COUNT_SECSCAN: 4
WORKER_COUNT: 10
WORKER_COUNT_REGISTRY: 16
WORKER_COUNT_WEB: 8
WORKER_COUNT_SECSCAN: 4
Red Hat Quay on OpenShift Container Platform のワーカー数設定