10.4. ワーカープロセス数


環境変数を使用して、Red Hat Quay で受信リクエストを処理するワーカープロセスの数を制御できます。これらの値は、レジストリー、Web UI、セキュリティースキャンなど、システムのさまざまなコンポーネントのタスクを処理するために開始する並列プロセスの数を定義します。

明示的に設定されていない場合、Red Hat Quay は利用可能な CPU コアの数に基づいてワーカープロセスの数を自動的に計算します。この動的スケーリングにより、大規模なマシンでパフォーマンスを最適化できますが、小規模な環境で不要なリソース使用量が生じる可能性もあります。

OpenShift Container Platform デプロイメントの Red Hat Quay では、Operator は以下のデフォルト値を設定します。

  • WORKER_COUNT_REGISTRY: 8
  • WORKER_COUNT_WEB: 4
  • WORKER_COUNT_SECSCAN: 2
表10.4 ワーカーカウント変数
変数説明

WORKER_COUNT

数値

プロセス数の汎用上書き

WORKER_COUNT_REGISTRY

数値

Quay コンテナー内のレジストリー要求を処理するプロセス数を指定します。

値: 8 から 64 までの整数

WORKER_COUNT_WEB

数値

コンテナー内の UI/Web リクエストを処理するプロセス数を指定します。

値: 2 から 32 までの整数

WORKER_COUNT_SECSCAN

数値

コンテナー内のセキュリティースキャン (Clair など) の統合を処理するプロセス数を指定します。

値: 整数。Operator がリソースの要求と制限に 2 vCPU を指定するため、この値は 2 から 4 に設定するのが安全です。ただし、ユーザーは、保証があれば、それ以上 (たとえば 16) 実行できます。

スタンドアロン Red Hat Quay デプロイメントのワーカー数の設定

WORKER_COUNT: 10
WORKER_COUNT_REGISTRY: 16
WORKER_COUNT_WEB: 8
WORKER_COUNT_SECSCAN: 4
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OpenShift Container Platform での Red Hat Quay のワーカー数の設定

env:
  - name: WORKER_COUNT
    value: "10"
  - name: WORKER_COUNT_REGISTRY
    value: "16"
  - name: WORKER_COUNT_WEB
    value: "8"
  - name: WORKER_COUNT_SECSCAN
    value: "4"
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