第14章 Red Hat Quay クォータの管理と適用の概要
Red Hat Quay では、スーパーユーザー権限を持つ管理者は、設定されたストレージクォータ制限を確立することにより、ストレージ消費を報告し、レジストリーの増加を抑えることができます。Red Hat Quay のスーパーユーザーは、環境の容量制限を次の方法で管理できます。
- クォータレポート: この設定では、管理者はすべての組織のストレージ消費量を追跡できます。さらに、ユーザーは割り当てられた組織のストレージ消費量を追跡できます。
- Quota management: この設定では、管理者は Red Hat Quay ユーザーのソフトチェックおよびハードチェックを定義できます。ソフトチェックは、組織のストレージ消費量が設定されたしきい値に達しているかどうかをユーザーに通知します。ハードチェックは、ストレージ消費量が設定された制限に達したときにユーザーがレジストリーにプッシュするのを防ぎます。
クォータは、レジストリー全体またはレジストリー内の特定のリポジトリーに設定できます。
大まかに、これらの機能により、Red Hat Quay レジストリーのサービス所有者はサービスレベル契約を定義し、正常なリソース予算をサポートすることができます。
14.1. クォータ管理の制限 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クォータ管理機能の制限の 1 つは、アーティファクトのプッシュでリソース消費を計算すると、計算がプッシュのクリティカルパスの一部になることです。これがないと、使用状況データがドリフトする可能性があります。
最大ストレージクォータサイズは、選択したデータベースによって異なります。
変数 | 説明 |
---|---|
Postgres | 8388608 TB |
MySQL | 8388608 TB |
SQL Server | 16777216 TB |