1.4. 監視モジュール
監視エンタイトルメントは、Red Hat Enterprise Linux システムの RHN Satellite のお客様が利用できます。
監視により、 危険な状態に陥る前に即座に障害を検出してパフォーマンスの低下を特定することができるプローブをインストールすることができます。適切な使用すると、監視エンタイトルメントは各システム上のアプリケーションやサービス、デバイスに関する情報を提供することができます。
具体的には、以下のサービスを提供します。
- プローブ — 単純な
pingチェックから特定データを返すカスタムリモートプログラムまで、複数のプローブをシステムに対して実行することができます。 - 通知 — プローブの状態が変化したときに、管理者が特定した連絡メソッドで電子メールやポケベルのアドレスにアラートとも呼ばれる通知を送信することができます。それぞれのプローブ通知は異なるメソッドやアドレスに送信できます。
- 状態の集中管理 — 影響を受けているシステムを状態ごとに区別して、すべてのプローブの結果を プローブの状態 (Probe Status) ページにまとめて要約します。
- リポート — プローブを 1 つ選択してから特定の測定基準と範囲時間を決定すると、プローブがどのように行なわれたかを詳細に表すグラフやイベントログを生成することができます。これは損害をもたらすシステム障害を予測し予防するのに役に立ちます。
- プローブスイート — 単一システムまたはシステムのグループにプローブのグループを割り当てることができます。その結果、同様のシステムが継続的に監視され、個別設定ではなくグループとして設定できます。
- 通知フィルター — プローブの基準や通知方法、 スカウト、組織に応じて指定した期間にプローブ通知を別の送信先に転送したり、 停止したり、 追加の送信先に転送することができます。