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1.3. 各仮想化プラットフォーム向けの virt-who の設定

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virt-who は、クエリーする仮想化タイプおよびハイパーバイザー、または仮想化マネージャーなどの詳細を指定するファイルを使用して設定されます。サポートされている設定は、仮想化プラットフォームによって異なります。

一般的な virt-who 設定ファイル

以下は Satellite Web UI または Hammer CLI を使用して作成された一般的な virt-who 設定ファイルの例です。

[virt-who-config-1]
type=libvirt
hypervisor_id=hostname
owner=Default_Organization
env=Library
server=hypervisor1.example.com
username=virt_who_user
encrypted_password=$cr_password
rhsm_hostname=satellite.example.com
rhsm_username=virt_who_reporter_1
rhsm_encrypted_password=$user_password
rhsm_prefix=/rhsm

type および server の値は仮想化プラットフォームによって異なります。以下の表に詳細を記載します。

username は、ハイパーバイザーまたは仮想化マネージャーの読み取り専用ユーザーを参照します。このユーザーは virt-who を設定する前に作成しておく必要があります。rhsm-username は、Satellite Server にレポートする virt-who のパーミッションのみを持つ自動生成されるユーザーを指します。

重要

type=rhemv を使用した virt-who 設定は非推奨になりました。

xen ハイパーバイザーのタイプはサポート対象外です。

kubevirt ハイパーバイザータイプは、テクノロジープレビュー機能としてのみ提供されます。

以下の表にあるように、各ハイパーバイザーの type=libvirt を使用して Red Hat Virtualization の既存または新しい virt-who 構成を設定します。

各仮想化プラットフォームに必要な設定

以下の表を使用して、virt-who 設定を計画します。

サポート対象の仮想化プラットフォーム設定ファイルで指定する型設定ファイルで指定されるサーバー設定ファイルがデプロイされるサーバー

Red Hat Virtualization

RHEL Virtualization (KVM)

Red Hat OpenStack Platform

libvirt

ハイパーバイザー (ハイパーバイザーごとに 1 つのファイル)

各ハイパーバイザー

VMware vSphere

esx

vCenter Server

Satellite Server、Capsule Server、または専用 RHEL サーバー

Microsoft Hyper-V

hyperv

Hyper-V ハイパーバイザー (ハイパーバイザーごとに 1 つのファイル)

Satellite Server、Capsule Server、または専用 RHEL サーバー

virt-who 設定ファイルの例

いくつかの一般的なハイパーバイザータイプの virt-who 設定ファイルの例を示します。

OpenStack virt-who の設定例

[root@compute-node]# cat /etc/virt-who.d/virt-who-config-1.conf
This configuration file is managed via the virt-who configure plugin
manual edits will be deleted.
[virt-who-config-1]
type=libvirt
hypervisor_id=hostname
owner=ORG
env=Library
server=qemu:///system   <====
username=virt-who-user
encrypted_password=xxxxxxxxxxx
rhsm_hostname=satellite.example.com
rhsm_username=virt_who_reporter_1
rhsm_encrypted_password=yyyyyyyyyyy
rhsm_prefix=/rhsm

KVM virt-who の設定例

type=libvirt
hypervisor_id=hostname
owner=gss
env=Library
server=qemu+ssh://root@libvirt.example.com/system
username=root
encrypted_password=33di3ksskd
rhsm_hostname=satellite.example.com
rhsm_username=virt_who_reporter_2
rhsm_encrypted_password=23233dj3j3k
rhsm_prefix=/rhsm

VMware virt-who の設定例

type=esx
hypervisor_id=hostname
owner=gss
env=Library
server=vcenter.example.com
username=username_vcenter@example.com
encrypted_password=33di3ksskd
rhsm_hostname=satellite.example.com
rhsm_username=virt_who_reporter_2
rhsm_encrypted_password=23233dj3j3k
rhsm_prefix=/rhsm

RHEV virt-who の設定例

ホストが Satellite に登録されている場合は、以下のコマンドを実行します。

$ cat /etc/virt-who.d/virt-who-config.conf

[virt-who-config]
type=libvirt
server=qemu:///system
owner=orgname
env=Library
hypervisor_id=hostname

ホストが Satellite に登録されていない場合:

[virt-who-config]
type=libvirt
server=qemu:///system
owner=orgname
env=Library
hypervisor_id=hostname
rhsm_hostname=satellite.example.com
rhsm_username=virt_who_reporter_2
rhsm_encrypted_password=yyyyyyyyyy
rhsm_prefix=/rhsm
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