6.4. ホストのプロビジョニングと管理
登録時にホスト所有者が正しく設定される
以前は、ホストを登録すると、Satellite はホストの所有者を Anonymous Admin
に設定していました。このリリースでは、Satellite はホスト所有者を登録コマンドを生成したユーザーに設定します。
Satellite は、Default location subscribed hosts
の設定を、登録済みホストのデフォルトロケーションとして使用します。
以前は、ホストを登録する場所を指定しなかった場合、Satellite は Default location subscribed hosts
の設定を無視していました。この修正により、Satellite はその設定の値をデフォルトの場所として使用します。
CloudInit default
が無効な YAML 出力を生成しなくなる
以前は、CloudInit default
のプロビジョニングテンプレートを生成すると、YAML 出力が誤ってインデントされていました。インデントが間違っているため、出力が無効になりました。subscription_manager_setup
スニペットが修正され、正しいインデントが生成されます。その結果、生成された YAML 出力は有効になります。
Jira:SAT-25042[1]
Red Hat Image Builder イメージへのパスが正しくレンダリングされる
以前は、Red Hat Image Builder イメージを使用してホストをプロビジョニングし、kickstart_liveimg
パラメーターでイメージへの相対パスを指定すると、Kickstart default
プロビジョニングテンプレートがレンダリングされませんでした。Katello コンポーネントが修正され、イメージの絶対パスが正しくレンダリングされるようになりました。その結果、Kickstart default
テンプレートが正常にレンダリングされ、イメージを使用してホストをプロビジョニングできるようになります。
最新の RHEL 8 で更新された検出イメージ
以前は、Foreman Discovery イメージは Red Hat Enterprise Linux 8.6 をベースとしていたため、それより新しい RHEL バージョンを必要とするシステムの検出が制限されていました。Foreman Discovery イメージが Red Hat Enterprise Linux 8.10.0 ベースで更新されました。その結果、より新しいシステムを発見することができます。