2.2. インストールおよびアップグレード
マイナーリリース向けの satellite-maintain update コマンド
マイナー (z-stream) バージョンを更新する場合、satellite-maintain update コマンドでは、satellite-maintain upgrade を --target-version に置き換えます。アップグレードコマンドはメジャーアップグレード専用のようになったため、target-target-version パラメーターは削除されました。
Puppet Server がバージョン 8 に更新された
Puppet Server 8 が Satellite に含まれるようになりました。Puppet エージェント 7 を使用する既存のクライアントは、引き続き Puppet Server 8 に対して動作します。
Jira:SAT-24140[1]
Satellite 6.16 にアップグレードすると PostgreSQL 13 にもアップグレードされる
Satellite Server 6.15 をバージョン 6.16 にアップグレードすると、システム上の PostgreSQL データベースがバージョン 12 からバージョン 13 にアップグレードされます。アップグレード中に、PostgreSQL データのバックアップが /var/lib/pgsql/data-old/ ディレクトリーに作成されます。アップグレードが完了したら、このディレクトリーを安全に削除できます。
バックアップを作成するには、/var/lib/pgsql/ に十分なディスク領域があることを確認する必要があります。バックアップに必要な追加スペースは、PostgreSQL 12 によって現在消費されているスペースの量と同じです。satellite-maintain を実行してアップグレードを開始すると、ユーティリティーは使用可能なディスク容量を確認するためのチェックを実行します。
Jira:SAT-23369[1]
PostgreSQL パスワードの SCRAM ハッシュ
PostgreSQL 13 はパスワードに SCRAM ハッシュを使用します。インストーラーは、既存のユーザーパスワードを SCRAM ハッシュに更新します。次のコマンドを実行すると、既存のユーザーとそのパスワードハッシュを表示できます。
SELECT rolname,rolpassword FROM pg_authid WHERE rolpassword != '';
SELECT rolname,rolpassword FROM pg_authid WHERE rolpassword != '';
Jira:SAT-24414[1]